ニュースキンで稼ぐのは難しい理由 実は報酬プランが原因?

ニュースキンで過去に活動されていた方は実際に収入を得られた経験はありますでしょうか?

「権利収入を得て、自分の夢や目標を叶える!!」

そう誓って、ネットワークビジネス(MLM)を始められた方が多いのではないでしょうか。

しかし、結局は収入を作るのが難しく継続せずに辞めてしまう方が多いようです。

ニュースキンで成功できなかったのは、採用している「ブレイクアウェイ」という報酬プランが問題なのでしょうか?

報酬プランもそうなのですが、実はニュースキン独自のタイトルも大きく影響しているようです。

実際に活動した人しか知らない報酬プランとタイトル獲得の事実とは?

ニュースキンの報酬タイトル含め、多くの人が稼げるのかどうかを調べてみました。

ブレイクアウェイは、多くの有名ネットワークビジネスの会社では採用されている報酬プランです。

しかしこの報酬プラン、実は仕組み上初心者には難しく、収入として得るために大変なのです。

ブレイクアウェイの仕組み

ブレイクアウェイは、(break away)→「分離する」を意味しています。

その名の通り、出来上がった組織から分離(独立)が可能となります。

簡単にご説明しますと、有能なダウンさんが独立してしまいます。

ある条件を満たすダウンのみとなりますが、そのダウンさん含め以下のメンバーさんが独立していきます。

独立する=組織人数が減る=収入が減る

といった、マイナスなイメージを持ってしまいがちですが、ブレイクアウェイでは、この独立したダウンさんが多ければ多いほど報酬が上がる仕組みをとっています

育て上げた子供の独り立ちを見守るような気分になりますね。そんな気持ちにさせるのがブレイクアウェイです。

プロ向きで、初心者には難しい

冒頭にもご説明しましたが、この報酬プランは初心者で稼ごうとなると極めて難しいプランとなっています。

一定のタイトルを獲得すると独立することは悪いことではありません。

しかしそれは独立することで、同時にご自身がダウンさんを常に集め続けなければならない
ということになります

特に初心者は、集客するところから苦戦するので、ダウンさんが独立するたびに集客することの難しさに直面することでしょう。

またそれに加え、ダウンさんの教育もしなければなりません。

本業で取り組む人にとっては、集客と教育をする時間があるかもしれませんが、副業レベルで活動する人はどうやってその時間を捻出するのでしょうか。

収入が一時的に落ちてしまう

独立することでダウンさんが減るため、一時的に収入が減りますが、独立させた数によって報酬が上がります。
とは言っても、減った組織人数を自分の力で補填できる人の話ではないでしょうか。

大概の人は、常に集客し続けることに対して疲れてしまうと思います。

ビジネスに興味のない友人や知人に声を掛け続けても、リストを取ることは容易ではありません。

そして、口コミによる勧誘はいつか人脈が尽きてしまいますね。

折角頑張ったのに、ダウンが独立すると組織が小さくなり、収入が減ってしまう。
そんな報酬プランでは、初心者のモチベーションはどう保つことができるでしょうか?

ブレイクアウェイのメリット

様々なデメリットをお話ししましたが、ブレイクアウェイにはもちろんメリットも存在しています。

収入逆転を起こせる

ブレイクアウェイはアップからの独立も意味します。

その後、アップがダウンさんを作る能力に欠けている場合、自分自身が独立し、集客する力がある方なら、アップより収入を上げていくことが可能となります。

よく言われる先に始めた方が有利というものではありません。

その点、各自のスキルや能力によって収入を上げていけるので、ある意味平等な仕組みだと
言えると思います。

プロとして成長できる

独立してご自身の組織を持つことになりますので、各個人の能力が問われます。

できる人はどんどん組織を拡大し、力をつけていき、やりがいのある報酬プランだと
言えるかもしれません。

収入の爆発力が大きい

この報酬プランは難しい故、素晴らしい人材の方が多いです。

つまり、ご自身の下につくダウンさんもスキルや能力が高く、組織として力のある人達で集まります。

特にニュースキンは商品説明や報酬プラン、何とっても説明力の高い人材を目指しているので、初めての人が聞くとプロ集団の雰囲気が強いです。

ニュースキンのランクについて

まず初めに、ニュースキンにはどんなランクがあるのか見てみましょう。

公式サイトより引用

ニュースキンでのビジネスの基礎を固め、本気で稼いでいくためにはまず、規定の条件をクリアして、ブランド レプリゼンタティブの資格を取得する必要があります

このタイトルを獲得できなければ多くの報酬を得ることは難しいようですが、ボーナスの種類を
下記で確認しておきましょう。

ニュースキンのボーナス

ニュースキンでは、ベロシティ=「SHARE(シェア)」「BUILD(ビルド)」「LEAD(リード)」というの3種類のビジネス タイプにより、ボーナスが設定されています。

ニュースキンの製品には、PSV(Personal Sales Volume)およびCSV(Commissionable Sales Volume)と呼ばれるポイント(数値)が付与されており、
PSV・CSVの数値に基づいて、ブランド メンバーへのボーナス(特定利益)の金額が算定されます。

  • PSV…自分が購入したポイント
  • GSV…自己購入分を含むグループでの購入ポイント
  • CSV…ボーナス計算に用いられるポイント、PSV(GSV)より変換

PSV=CSVへの変換は平均して100PSV=12,000CSV
12,000CSV=12,000円として報酬への計算に用いられます。

また、獲得したGSVは500ポイントを1ブロック(とGSV500ポイント=60,000CSV、または60,000円)として数えられます。

実際2023年度における、日本におけるニュースキンのアクティブブランドメンバー
(過去3ヵ月以内に自身が製品等を購入した、または新規会員をスポンサリングした、あるいはシェアリング ボーナスを取得したことのあるブランド メンバー)は月当たりの平均で84,002人。

その中で、「ボーナスを取得したブランドメンバー数」は、月当たりの平均で23,828人。
アクティブブランドメンバーの28.4%と公表されています。

ニュースキンビジネスで収益を得られているのが全体の3割程度となっています。
意外と多いと思われますが、実際に生計を立てれるレベルで稼げるのは、全体の0.1%と言われているようです。

ニュースキンのシェアリングボーナスについて

〈全ブランド メンバー対象〉
自身が直接スポンサリングしたブランド メンバーまたはショッピング メンバーの製品購入実績
に基づき発生するボーナスです。
ただし、購入者がブランド レプリゼンタティブの場合は、同ボーナスは購入者本人に支払われます。

ニュースキンのビルディングボーナスについて

〈ブランド レプリゼンタティブ対象〉
当月内で累積されたブロック数(1ブロック=500ポイント)に応じて支払われるボーナスです。

ニュースキンのリーディングボーナスについて

〈6ブロック(3,000GSV)を達成したブランド パートナー以上対象〉
ビルディング ボーナスを受け取ることができるようになったら、次はダウンラインもビルディング ボーナスを取得できるようサポートする側に回り、独立いした組織を強化していくことで、リーディング ボーナスが得られるようになります。トップリーダーへの足掛かりとも言えるボーナスです。

・最高で第6世代までのブランド レプリゼンタティブのGCSV合計の5% または 、第1世代のブランド レプリゼンタティブのGCSV合計の10%、いずれか高額になる方が支払われます。

ブランドレプリゼンタティブ達成条件

ではここで、ボーナス獲得の基礎になるブランド レプリゼンタティブについて、詳しく
見ていきましょう。
ブランド レプリゼンタティブ資格審査がありそのプロセスは下記のようになります。

期 間         最長6か月以内(申請月を含む)
条 件1か月以内に下記全てを完了
 ・ビジネス申請書の提出
 ・ブランド レプリゼンタティブ資格申請トレーニングの「ブランド レプリゼンティブ     
  資格申請テスト」に合格
(本資格審査プロセスに再申請する場合で、前回のブランド レプリゼンタティブ資格申請
 テストの合格から6ヵ月以内(合格月を含む)であれば、再受講は不要)
 ・未提出の場合のみ本人確認書類の提出
(すでに当社に提出している場合(ブランド メンバー申請時に提出しているなど)は、
 再提出は不要)

期間内に下記いずれも達成
 ・4シェアリング ブロック(2,000ポイント) 
 ・12ビルディング ブロック(6,000ポイント)
※すべてを達成した時点で、資格取得 
※12ビルディング ブロックには、4シェアリング ブロックが含まれる

これを金額にしてみると

  • 第1系列で4シェアリングブロック2,000GSV=240,000円
  • かつ、4シェアリングブロックを含むグループ全体で12ビルディングブロック6,000GSV=720,000円
  • かつ、毎月最低でも2ビルディングブロック1,000GSV=120,000円

となり、この条件を6か月以内にクリアしなければ、なりません。

更にこれを維持するために下記の条件があります。

とまり安定した組織運営として、グループの売り上げが毎月24万円以上(2,000GSV)必要という
ことになり、これを維持できなければ資格を失うことになります

ブランド レプリゼンタティブが難しい理由

聞こえはよさそうですがブランド レプリゼンタティブの壁は高く、一度獲得しても厳しい道のりが待っているようです。

降格危険あり

一度タイトルを獲得して安心と思いきや、降格する危険があります。

先ほどの達成条件である、

グループの売り上げが毎月24万円以上(2,000GSV)

が守れなかった場合です。
これでは、タイトル獲得してからも毎月気が抜けない活動が続くことが予想されます。

タイトル維持の買い込み

先ほどの降格の話につながりますが、降格しないためにはどうすればいいのか。
売り上げを維持しなければなりません。

もし、売り上げが達成できない場合はどうすればいいのか?
自分自身がその売り上げ達成のために商品を購入するといった買い込み」が発生します。

買い込みすることで大きな出費が発生し、不要在庫を抱えることになり、莫大な負担となりかねません。

インターネットを利用した環境がまだ未熟

ニュースキンでは、ダイレクトセリング(口コミ)のみで集客することを主としてきました。
しかし、近年、規約やガイドラインを遵守すればインターネットの利用しての製品の紹介や
販売、ビジネス活動は可能となっているようです。

7-1 ビジネスのためのインターネットの利用
すべてのブランド メンバーは、当社のビジネス サポート マテリアル・サービスを利用
する場合に限り、当社およびその製品を紹介し、または製品を販売するためにインター
ネットを利用できます。
ブランド メンバーがインターネットを利用してビジネスを行う
場合には、本規約のほか、インターネットの利用に関する当社のガイドラインを遵守し
なければならないものとします。
これ以外の方法でインターネットを利用し、当社また
は当社の製品、セールス パフォーマンス プランを紹介することはできません。

7-2 ブランド メンバーは、ニュースキン ビジネスにインターネットを利用する場合には、以
下の規定に従わなければならないものとします。


とはいえ、口コミで組織を作ってきたアップラインの方々には
未だ馴染みのないやり方であり、「集客」するという点においては、従来の口コミでの
やり方が根強く残っているものと思われます。

ニュースキンに関しては、下記の記事もありますので、参考にしてみてください。

今から始めるべきなのか

実力のあるリーダー的資質やすでにダウンさんを引き連れている方のような力のある人でしたら、今から始めても問題ないと思います。

しかし、時間も人脈もなければお金もない、ましてや人を巻き込むような影響力や集客力もない初心者が、ニュースキンで成功する確率がどれほどあるでしょうか?

可能性はゼロではないにせよ、限りなくゼロに近いと言ってもいいと思います。

「どんなMLMをしたいのか?「どんなMLMならできるのか?」
理想と現実は違うということ、今一度立ち止まって考えたいものです。

現代のネットワークビジネス(MLM)の成功条件

ネットワークビジネス(MLM)で権利収入を求めている人は多いと思います。

しかしなぜみんな続かないのしょうか?努力が足りないからでしょうか?
その一言で済ませるには簡単すぎると思います。

ネットワークビジネスの成功の鍵には
①商材
②報酬プラン

③展開方法
④教育環境
 
   の4つがあります。

ネットワークビジネスを始めるなら無理なく入って無理なく続けられる健全堅実なものがいいですよね。

説明会での魅力的な話だけを鵜吞みにせず、商材、報酬プランなどのネットワーク業界の現実をしっかり知る必要があると思います。さもなくば、難しい方向に進んでしまい精神的にも金銭的にも痛い目にってしまうかもしれません。

客観的に見てどうなのか?時間も資金も人脈もない普通の人に合っているものなのか?
普通の人が無理なく入って無理なく続けられるものなのか?を見極める必要があると思います。

集客法においても、権利収入を求めるあまり無理な勧誘をしてしまい「友達を失った」という話はよく耳にしますよね。インターネットが普及し、その技術も進歩している現代において、
口コミで集客し組織を作っていくのは極めて難しいでしょう。
「ネットを活用できるかどうか?」ということもポイントになってくると思います。

自分も友達も相手も誰も傷つけない、人としても間違ったことをしない健全堅実な所に、
人々は集まってくるのではないでしょうか?
また、汚れや曇りのないグループであるならば、人々は残ってくれるのではないでしょうか?
そこに真の成功があると確信しています。

 


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