MLMは立ち上げがおいしい?新規企業に潜む危険性とは? 

 

ネットワークビジネス(MLM)の勧誘の受ける際、最近立ち上げた会社の人からは、
「今参入すればまだ日本で認知無いから、今後参集者が一気に増えますよ!」
「今参入すれば上の方になるので、収益を確実に取れますよ!」
「今がチャンスです!!」
といった謳い文句で誘われたことはありませんでしょうか?

業界の現実もよく知らない普通の人であるならば、そういう甘い言葉に
「自分にもできそう!」
「儲かりそう!!」
「こんなチャンス二度とないかも・・・」
と思い込んでしまい登録してしまう人も多いと思いますが、その中で成功した人は一体どのくらいいるのでしょう?

私たちのような普通の人、お金も時間も人脈もない人がネットワークビジネスを始める際に、どのタイミングがベストなのでしょうか?

このページでは、実際にネットワークビジネスを始めるタイミングについて解説していきたいと
思います。

それぞれの時期について下記にてご説明していきます。

タイミングは4つある

ネットワークビジネス(MLM)の企業年数、売上高とディストリビューターの推移との関係性は上記グラフのようになっています。それぞれの時期について見ていきましょう。

初期段階

創世記

いわゆる会社が出来上がる前の設立段階になります。

新規企業である故、ネットで検索しても情報が出てこなかったりして、不安に思われる方が多いです。そもそも、まだ公にされていない会社もあり、
「怪しい会社だ」とか「聞いたことない会社だ」という風に思ってしまいがちですが、特に悪評もないので判断し難いところでもあります。

成長期

同じく会社が設立して間もない段階です。

創世記の頃と比べ、この頃から会社の売上げが回るようになることで成長の兆しが見え始め、ディストリビューターの期待も高まる時期になります。

売上げの上昇が数値的に見えてくる時期ではありますが、まだまだ不安定な時期でもあります。

初期段階は本当に美味しいのか?

初期段階と呼ばれる時期は多くの人が「やるべき時期とタイミングが大事だ!」とお話しされます。

確かに、タイミング選びについてはかなり重要ではありますが、初期段階はお金も時間も
人脈もない普通の人にとって、ベストタイミングと言えるのでしょうか?

初期段階の会社で、ビジネス参加者を勧誘する際、今この会社にビジネス参加すると
「上位ポジションをゲットできますよ!」とか
「大きな収入が見込めますよ!」という誘い文句で多くの人を参加させようとします。

しかし、実際はそうではない現実も潜んでいます。それは、ネットワークビジネス(MLM)
の会社に限らず、普通の一般企業でも考えていただけるとわかりやすいです。
下記の例を見て、考えてみましょう。

例えば起業し、会社が出来上がった頃の段階は、とりあえず会社の体制やシステムを構築するのに精一杯です。
その頃は会社の机もなければ、勤怠管理ですら出来ていない状態です。とは言いつつも、会社は利益をもたらさないと潰れてしまいます。
潰れてしまうかもという不安材料、危険性も多く含んでいるわけです。

その為、売り上げを絶対上げるぞ!と意気込む社員さんは、残業し放題のブラック企業レベルじゃないです、真っ黒な状態で事業を仕組み化するのに必死で取り組んでいることでしょう。

それはネットワークビジネスの会社の仕組みや体制づくりにも同じことが言えるのではないでしょうか?

お金も時間も人脈もない我々普通の人が、リスクを背負ってそこまでできるでしょうか?

モメンタム期

別名急成長期と呼ばれています。売上げも軒並み上昇していき、ディストリビューターの人数も上昇していく、波に乗リ始めた時期になります。

ネットワークビジネス(MLM)業界からも注目され、勧誘する場合も、「今が入るべきチャンスですよ」とタイミングが一番良いと言われることも多いです。

しかし、初期段階と呼ばれる時期と同様まだまだ環境が整備されていないことが多いです。
ということは、リスクも含まれているということになります。

安定期

最後に会社の売上げも安定し、特に成長を見せることはない時期に入っていきます。

売上げは安定的に確保できているものの、ディストリビューター(ビジネス)の数が急激に増えては減るを繰り返す時期で、ビジネスのタイミング(旬)が過ぎたと言われる方も多くなります。

しかし、多くのシステム・環境・教育体制が整い、誰でも活動しやすい環境になります。
その名の通り、一番安定して安心して取り組める時期でもあるといえるでしょう。

ネットワークビジネスの会社の判断方法

ネットワークビジネスを判断する要素として次の3点が挙げられます。

重要ポイント
  • 会社の売り上げ
  • ディストリビューターの人数
  • 経営年数


会社の売り上げ

2024年度の売上ランキングを見ると、年商50億以上売上ている会社は、わずか28社しかありません。これだけ多くのネットワークビジネスの会社がある中で、28社って本当にわずかですね。

今や何千社というネットワークビジネスの会社があるのに、それだけかと思ってしまいました。

また、その28社のうち、年商500〜1000億円の会社はたった2社です。

ネットワークビジネス(MLM)の会社の売り上げランキングでも、上位100位はたった4億円
程度なんです。

ネットワークビジネス売り上げランキング・会社一覧・選び方他プロによる見解はこちら!

ディストリビューターの人数

とある企業が月に1万円の製品を定期購入するとした場合、リピートする会員を1万人だとしたら年商12億という計算になります。

先ほどお話しした、年商50億以上の会社が少ないということは、会員数が5万人にいっている会社はほとんど無いということになります。

トップ100位の会社で見たら、わずか3,000人程度でしかありません。

つまりネットワークビジネス(MLM)の会社で、会員数1万人にするのでさえ難しい世界なのです。そういったことから、ディストリビューターの人数は会社の規模を判断することも可能です。

また、先に提示した売上ランキングの記事からわかるように、
数年前に比べると売上額が下がっています。ということは、ディストリビューターの数自体が
減っていると考えられます。

これには昨今によるネットワークビジネス(MLM)による不祥事が多発し、
イメージ悪化に繋がっていることも要因の1つと考えられます。

経営年数

ネットワークビジネスの会社は、年商100億円超えている14社全てが、会社を設立してから10年経過しており、いわゆる「安定期」の会社になります。

安定期に会社は、大きく売上げも伸びなければ減少もせず、平行線になりがちです。

そんなお話を聞いて、その会社に今から参加するのは遅いと思われがちですが、必ずしもそうではないと考えております。

初心者が選んではならないタイミングとは?

実際に私たちのようなお金も時間も人脈もない普通の人が、ネットワークビジネス(MLM)
を始める際に、どういった観点でタイミングを見ていく必要があるのでしょうか?

成長期とモメンタム期で勧誘される

みなさんは立ち上げ期でのビジネス参加に対してどう考えますか?

・今ならトップリーダーのポジションを狙える!

・日本上陸したら参加者は急激に増える!

・業界でのビッグチャンスの到来です!

そんなお話を受けて、ほとんどの人が魅力的な話だと思ってしまいます。
でも実際問題は、先ほど記載した通り、会社自体の体制や環境が整っていません。

しかも、アップの人はそんな丁寧に教育している暇さえありません。全て自分たちの手で、環境や体制を作り上げていかなければなりません。
ネットワークビジネス(MLM)初心者が、そんな環境で挫折せずに継続して活動できるかは正直疑問が残ります。

会社自体も今後継続して経営されていくかわかりません。少なくとも、いつ潰れたり、撤退したりしてもおかしくないのではないでしょうか。

会社やトップリーダーの巧みな言葉を鵜呑みにせず、業界の現実やリスクを考えて選ぶべきでは
ないでしょうか?
頑張ってメンバーを作っても会社も自分たちも潰れてしまっては元も子もないですし、
メンバーになってくれた方にも申し訳ないです。

少しでもリスクがあるものは、回避した方がいい、いやすべきではないでしょうか。

初心者が選ぶべき意外なタイミングとは?

初心者がやるべきタイミングは間違いなく「安定期」に限ります。

「あれ、安定期ってビジネス参加として遅いんじゃないの?」と思われる人が多数かと
思います。しかし、初心者ほど安定期で活動するべきだと言えると思います。。

例えば、赤ちゃんを何度も育てたことのある母親と初めて育てる母親を比較してみると、やはり育て方を知っている母親の赤ちゃんが優秀に育つと思います。

これは立ち上げ期と安定期の比較になります。

続いて、赤ちゃんを育てたことある母親で、数人育てたことがある母親と何人も育てたことがある母親を比較してみると、経験の多い母親から教えてもらう方が確実かと思います。

こちらはモメンタム期と安定期の比較になります。

このように安定期から選択し、確実にネットワークビジネスの成功法を学ぶのが良いのではないでしょうか。

ネットワークビジネス(MLM)の成功法と原理原則をしっかり学んだ後は、別のネットワークビジネス(MLM)の会社(モメンタム期や成長期)に移り、仕組みづくりを学んでも良いのではないでしょうか。

ネットワークビジネス(MLM)初心者は、勧誘やセミナーでの美味しい話に飛びつき、立ち上げ期やモメンタム期の伸び盛り中の会社で参加することが多いそうです。だから多くの人が早い段階で挫折してしまうのです。

だからこそ、お金も時間も人脈もない普通の人が学んで行動して成功するためには、その環境が整っているところで活動するのが、挫折せず活動できるのではないでしょうか。

成長率が高い=安心というわけではない

「この会社は今かなり成長してきていて、今後も絶対大きくなりますよ」というようなことも
よく言われたりします。

今成長している会社は、多くのディストリビューターが流れてきており、急成長しているかもしれませんが、実際のところどうなんでしょうか?

モメンタム期を過ぎ、安定期に入ってから会社の真の力が試される気がします。

多くのトップリーダーや上の人が言うことを鵜呑みにせず、まずは自分が無理なく入って、無理なく続けられる環境はどこの会社なのか、どこのグループなのかベストなものを選びたいものですね。。

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