ネットワークビジネス（MLM）の会社説明会では、トップリーダーの方が壇上で企業説明や成功体験、ネットワークビジネス（MLM）の夢や希望を語り、いとも簡単に実現できると熱弁します。
そんなトップリーダーの方の上手な説明を聞いて、
「私もあんな人になりたい」
「夢を叶えたい」
と思ったことがあるのではないでしょうか？
しかし実際に活動を始めてみたら、そんな簡単ではありませんし、これで夢なんて叶えるの無理なんじゃないかなと思うはずです。
頑張ってしがみついてみても出費が嵩むだけで、結局赤字のまま「辞める」という選択をすることになります。
トップリーダーと初心者（普通の人）とは、一体何が違うのでしょうか？
トップリーダーが成功する７つの理由
現実として、多くのネットワークビジネス参加者のほとんどの方が、収入を取ることができておりません。
成功者と呼ばれる方は、一握りなのです。あくまで、私たちは資金も人脈も時間もない
普通の人。これを忘れてはなりません。
１．厳しい口コミの時代に始めている
今とは異なり、昔はネットワークビジネス（MLM）の会社といえど、数十社しかありませんでした。
その中で、彼らは「口コミ」と言う手法を使って多くのダウンさんを獲得してきました。
彼らの頃は口コミでも十分集客ができていたのです。
しかし、今はどうでしょうか？
会社は数千とあり、ネットワークビジネス（MLM）に対する世間一般の印象自体も時代とともに悪くなっています。
今では、「口コミ」の手法を使って何も知らない人に伝えても、話すら聞いてもらえないだけではなく、友達の縁を切られたりということも少なくないようです。
２．既に大きなグループ（人脈）がある！
セミナーでこんなことを聞いたことはありませんか？
「参加して数ヶ月でタイトルを獲得し、多くの収入を得られるようになりました」
そんな話を聞いたら、ここなら・・・私なら・・・成功できそうと思ってしまいますよね。
それは、大きな勘違いです！
トップリーダークラスの人々は、多くのネットワークビジネスを渡り歩き、大きな組織を
作り上げてきました。その組織とともに新しい会社に移動するわけです。（組織移動）
つまり、スタート時点において既にダウンさんを数十〜百人を持った状態ということです。
戦力となるリーダーを従えて、すぐに新規セミナーも打ち立てられます。そして過去の実績をもって更に多くの人々を魅了することができます。
経験もなく、1人で1から始める普通の人とは全く違うということです。
３．長年の経験が豊富
彼らは多くの失敗を重ね、経験を踏んで成功しています。
簡単に楽してトップリーダーになっているわけではありません。
でもそんな話をセミナーで話しても誰も賛同しませんよね。
多くの人はできるだけ成功確率が高く、いかに楽して稼げるかを重視していると思います。苦労話を聞いたら、「私には無理だ」と思うのが普通です。だからトップリーダーは多くの失敗は話さず、成功体験だけを話すようにしているのです。
聞きに来てくれた人にうまくくイメージを持たせるわけです。
人を惹きつけるセミナーで悪い話をしてマイナスのイメージを持たせてもメリットはありませんからね。
４．セミナー等のプレゼン力
先ほど述べたように、彼らは何十社も渡り歩き、多くの経験を積んでいます。
そのため、商品やマーケティングプランについて、どのように説明したら聞いている人を惹きつけることができるかを知っています。
”人の心を掴む、惹きつける”トーク力に長けているのです。
何時間話しても聴衆を飽きさせない、会場全体をあっという間に牛耳ってしまいます。
しかし、普通の人はどうでしょうか？
数分話しただけで、逆に会場の空気に飲み込まれてしまいますよね。
５．強いマインドを持っている
これが決定的に違う点です。
多くの経験をしたことで、何百人と言う人間を勧誘し、断られてきたことで、強いマインドを持っています。
私たちの場合始めた当初、人を勧誘した際に、強い非難を受けてしまったとします。
きっと「私にはできない」とか「やらないほうがいい」「人に嫌われる」といったマイナスな面しか出てこないと思います。
しかし多くのトップリーダー達はそういった境遇の時どう考えていると思いますか？
「断られることが当然」
「次の人に声かければいい」
「数多く声かければ興味ある人は絶対いる」
といった、ちょっとやそっとじゃめげない、強いマインドを持っているのです。そして強い自信を持って、前向きに活動していることでしょう。
きっと彼らは、多くの経験から自信を持つようになったのだと思います。
６．使える資金と時間の違い
基本、ネットワークビジネス（MLM）を本業にして活動していました。
グループ拡大のため、どんな時間でもダウンさんの相談に乗ったり、直接会いに行ったりすることで、時間と資金に余裕がありました。
そういった方が組織を拡大しながらダウンさんの信頼を獲得し、会社が変わってもその人についていくことで、組織単位で動くようになります。
ダウンさんもいろんな相談に親身に聞いてくれる人なら、ずっと付いていきたいと思えるからでしょうね。
ついていく側としてころころ変わられたら困りますが、大きな信頼を築き上げたならありだと思います。
時間も資金にも余裕のない普通の人ではどうでしょうか？
本業にすることなどできないし、ましてや同じようにしてしまったら、心にも余裕が持てなく
なってしまいます。
７．情報量の多さ
トップリーダーのように他社をグループ単位で渡り歩きながら、グループを大きくしていくと、必然的に様々な他者のトップリーダーと会う機会も幾度となくあると思います。
つまり誰がタイトルをとったとか、誰がトップリーダーになったとか、聞かずとも情報網があるため自ずと耳に入ってきます。
そんな優秀な人材を把握しておくだけで、新たなネットワークビジネス（MLM）の会社を立ち上げようとする人から見ると、
良い人材で組織を固めていきたいからあの人を引き連れよう
と思わない人はいないと思います。
誘われた人も結局、今の会社よりも条件がよかったら移りたいと思うかもしれないです。
そうやって短期間でもトップリーダーになることができるのです。
トップリーダーと普通の人との違い
「真似をする=成功」ではない
成功の近道は,「先人のやっていることを真似ること」と聞いたことがあります。
成功者が歩んできたプロセスが成功への道ですので、その人たちと同じように自分も実践すれば成功できると言う考え方です。
しかしながら、ここまで読んでいただいた方ならわかるかと思いますが、そもそもトップリーダーと私たちのような資金も時間も人脈もない普通の人との土俵は異なります。
無理に土俵を変えて、背伸びをして同じことをしてもうまくいかないってことですね。
身近な例えでいうならば・・・
私たちのような会社でも社長や管理職のような人たちの真似をするよりは、直近の先輩とかの仕事を真似する方が、仕事もできるようになります。
ネットワークビジネス（MLM）の世界では、真似るだけではうまくいかない世界ですね。
トップリーダーのお話=私たちができることではない
会社説明会などのセミナーでは、彼らがその会社や成功体験などの魅力的な話をします。
そして、その話に感動して自分でもこうなりたいとか、こうやって夢叶えたいとか希望を抱くと思います。
しかし、成功するためには、バックグラウンドに多大なる苦労や努力が隠れています。
それにより培った人脈、信頼などさまざまなものが関与してきます。
結果、この会社では簡単に収入が取れるようになりましたという話なので、普通の人とは状況が異なることだけは念頭に置いた方がよさそうですね。
口コミによる集客の限界
これまで、成功してきたトップリーダーは、
「口コミによる集客」の時代で成功をつかみ取ってきた人たちです。。
そのようなトップリーダーの行動を真似ることは難しくありませんが、真似ても人の心が動かされるわけではありません。
今や、ネットワークビジネスの会社も数千社に上り、昔とは異なり自分が活動できる会社を好きなように選べるような時代になりました。会社が増えたことで人取り合戦になってしまっています。
そして、うまくいかないから、とにかくリストを集めないと！という思いから、ネットワークビジネス（MLM）に興味ない人までも誘い込んでしまうことで悪評が生まれてしまいました。
また、コロナウイルスという未知のウイルスの世界的蔓延や世界情勢の影響による
経済不況、物価高騰により、副業を求める人も増えています。
そんな状況を逆手に取り、詐欺などの案件も多発しています。
テレビや記事としても多く取り上げられ、興味ない人からしたら
「ネットワークビジネス=怪しい」と思わざるを得ない時代になっています。
口コミ活動で行われてきた、ABCなどの行為は、カフェやレストランで断られる機会も
増え、ネットワークビジネス（MLM）の口コミ活動はより肩身の狭い状況に追い込まて
いるように感じます。
インターネット携帯電話も普及し、今やいつでもどこでも隙間時間でも使用できるように
なりました。
もはや、口コミによる集客には限界がきていると思われます。
まとめ
ここまでトップリーダーが成功した理由についてお話しさせていただきました。
そもそも私たち普通の人とトップリーダーは全く違います。
努力次第ではトップリーダーになれる可能性がないわけではないと思いますが、そう簡単で甘い話ではありません。
物事は常に時代に合わせていかなければなりません。
これほどインターネットが普及した世の中で、ネットを使わない選択肢はないと思います。
しかしながら、まだまだインターネットを使ったネット集客を認めている会社は数少ないので、必ず確認してくださいね。
数少ないながらも、インターネットの活用も容認している企業もありますので、
自分が無理なく継続してけるものを賢く選択していきたいですね。
