ハーバライフ・オブ・ジャパンで稼げるのか?調べてみました!

ハーバライフは、1980年にアメリカで設立された健康食品・ダイエット製品を中心に世界90カ国以上で展開するグローバルなネットワーク企業です。日本には1992年に入ってきたようです。

幅広い製品ラインナップの中でも、特にスポーツをする人を対象とした栄養補助食品を扱っており、有名選手とのスポンサー契約も、製品の信頼性や品質をアピールできるポイントの一つと言えるでしょう。

この記事では、ハーバライフとはどんな企業なのか、取り扱っている製品や価格、ビジネスに参加する際の費用や報酬プランまで、気になるポイントを中立的な視点で詳しく解説します。

こんな人にお勧め
  • 副業や在宅ワークを探していて、ネットワークビジネスに興味がある人
  • ハーバライフに勧誘されたが、仕組みや収益モデルがよく分からず不安な人
  • ハーバライフをやっているがうまくいかない人
  • MLM(マルチ商法)のリアルな収益構造を理解したい人
  • 健全堅実なネットワークビジネスで成功したい人

ハーバライフはどんな会社?

会社概要

会社名Herbalife International of America, Inc.
本社所在地800 West Olympic Boulevard
Suite 406
Los Angeles, CA 90015
USA
設立1980年2月1日
最高責任者(CEO)ステファン・グラツィアーニ(Stephan Gratziani)
(2025年5月1日より)

日本支社ハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル1階
設立1992年11月
資本金1億円
代表者竹本 エリ

日本支社の代表者が女性というのが驚きですが、彼女は、東芝、ウォルト・ディズニー・ジャパン、J SPORTS、ハインツ日本、ル・クルーゼ ジャポン、タッパーウェアブランズ・ジャパンなど、複数のグローバル企業でマーケティングや経営に携わった経験を持ち、ブランド戦略やデジタルトランスフォーメーションに精通しています。また、ジュニア野菜ソムリエや和食検定初級などの資格も保有し、情報経営イノベーション専門大学の客員教授も務めています。

2023年にはハーバライフの世界観を直接体感できる体験型店舗として「エクスペリエンス
センター」を設置。製品の試飲や健康チェック、ブランドに関する展示などがされています。

このエクスペリエンスセンターは、顧客体験の向上とブランド価値の強化を目的としており、一般消費者にもハーバライフの製品や理念をより深く理解してもらうための場として活用されています。

ハーバライフの取扱製品と価格、登録制度について

ハーバライフの魅力は、高品質な栄養補助食品を通じて健康的なライフスタイルを支援できることにありますが、同時にビジネスとしての仕組みにも注目が集まります。ここでは、製品の価格帯や登録制度について詳しく解説します。

取扱製品と価格

製品カテゴリ商品名(代表例)内容量定価(税込)目安
栄養シェイクフォーミュラ1(バニラ・ストロベリー他)約550g〜780g約¥5,500〜¥6,200
プロテイン補助プロテインドリンクミックス(PDM)約240g〜300g約 ¥5,500前後
サプリメントハーバライフ24 リビルトストレングス約1000g約 ¥8,500〜¥10,000
ファイバーボンド約180粒約 ¥3,800〜¥4,500
ビタミン・ミネラル系ナイトワーク(L-アルギニンなど)約300g約 ¥6,000前後
スキンケア・美容ハーバライフSKINスタータ セット洗顔・化粧水など約 ¥15,000〜¥20,000
ダイエットサポートティーコンセントレート(ハーブティー)約102g(約60杯)約 ¥4,500前後

一般消費者は会員からの紹介購入が基本となります。

上記の価格帯はあくまで目安であり、ディストリビューターからの購入方法や割引率によって変動する可能性があります。

会員登録すれば「卸価格(約25〜50%割引)」で購入可能となります。

ハーバライフの登録制度について

ハーバライフのディストリビューターとしてビジネスを始めるには、「ディストリビューターパック(IBP:International Business Pack)」の購入が必要です。

項目必須補足
ビジネスパック(登録キット)必須約5,000〜6,000円で登録料込み
製品購入 推奨任意。ただし、実践や紹介には事実上必要

ビジネスパックには登録料、初期資料一式(製品カタログ、ビジネスガイド、IDカード、販促ツールなど)が含まれております。

製品購入は登録時に絶対に必要ではありませんが、報酬を得る・ビジネスとして展開するには、ほぼ必須に近いということになります。¥10,000~¥15,000程度の製品の購入が必要になります。

ー報酬を得るために必要な「ポイント(Volume)」とは?ー
ハーバライフでは、製品にはすべて「ポイント(PV=ポイントバリュー)」がついており報酬の対象になるには一定以上のPVを満たす必要があります。


最低購入額(目安)

活動内容必要なPV製品購入額の目安(定価)
登録だけ不要約¥5,000〜¥6,000(ビジネスパックのみ)
報酬を得る(販売・紹介)約100PV〜約¥10,000〜¥15,000前後
アドバイザーランク昇格500PV〜約¥50,000以上
スーパーアドバイザー昇格4,000PV(1〜3ヶ月)約¥40万〜¥50万程度

報酬を得るには「100PV以上の購入」が目安
 → 月間の小売や紹介で報酬を得たい場合、この程度の購入が必要
・ランク昇格(アドバイザー等)を目指す場合はより高額なセット購入が必要になる
 可能性もある
・「一切買わなくても稼げる」は、実質的には難しい構造

ハーバライフでは毎年更新料がかかります。

会員種別年間更新料(税込)内容・備考
プレミアムカスタマー無料製品購入のみの愛用者
ビジネス活動なし
ディストリビューター(販売員)1,210円最も基本的な販売会員
割引価格で購入&紹介販売可
スーパーバイザー(上位販売員)約7,875円〜8,250円前後上位ランクを維持・報酬を得るために必要な更新料
サイトや販売ルートにより若干の差あり

ハーバライフの報酬プラン

ハーバーライフのランク制度

ハーバライフには明確な「ランク制度」が存在し、ディストリビューターの活動実績や売上に応じて昇格する仕組みが採用されています 。

1.メンバー(Member)

  • 登録直後の初期ステータス。
  • 製品を25%割引で購入可能。
  • 主に個人利用や小規模な販売が中心。

2.シニアコンサルタント(Senior Consultant)

  • 一定の販売実績を達成すると昇格。
  • 製品割引率が最大35%に増加。
  • 新規メンバーの指導やチーム構築の
  • 基礎を学ぶ段階。

3.クオリファイドプロデューサー(Qualified Producer)

  • さらに高い販売実績を達成すると昇格。
  • 製品割引率が最大42%に増加。
  • ビジネスとしての活動が本格化し、収益性が向上。

4.スーパーバイザー(Supervisor)

  • 4,000VP(ボリュームポイント)を1〜12ヶ月以内に達成することで昇格。
  • 製品割引率が最大50%に増加。
  • チーム構築やリーダーシップのスキルが求められる。

5.ワールドチーム(World Team)

  • スーパーバイザーとしての活動を継続し、一定の成果を上げると昇格。
  • 追加のボーナスやインセンティブが提供される。
  • グローバルなイベントやトレーニングへの参加資格が得られる。

6.グローバルエクスパンションチーム(Global Expansion Team)

  • 大規模なチームを構築し、国際的なビジネス展開を行うディストリビューターが対象。
  • 高額なボーナスや報酬が提供される。
  • リーダーシップとマネジメント能力が重視される。

7.ミリオネアチーム(Millionaire Team)

  • 卓越した販売実績とチーム構築能力を持つディストリビューターが対象。
  • 高額な報酬や特別なインセンティブが提供される
  • ハーバライフ内での影響力が大きくなる

8.プレジデンツチーム(President’s Team)

  • ハーバライフの最上位ランク
  • 世界的なリーダーとして認識され、企業戦略にも関与することがある
  • 特別な報酬や栄誉が与えられる

ランク昇格のメリット
製品割引率の増加:ランクが上がるごとに製品の割引率が高くなり、収益性が向上に
          繋がる
報酬の多様化:上位ランクになると、ロイヤルティボーナスやチームボーナスなど、
        複数の報酬が得られるようになる
リーダーシップの機会:チームを指導・育成する立場となり、ビジネスの拡大が期待できる
特別なイベントへの参加:上位ランクのディストリビューターは、ハーバライフ主催の
             国際的なイベントやトレーニングに招待されることがある

注意点
ランク維持の条件:一度昇格しても、一定期間内に必要な販売実績を維持しなければ、
          ランクが降格する可能性がある
報酬の変動:報酬は個人の販売実績やチームの成果に大きく依存するため、安定した
       収入を得るには継続的な努力が必要になる
ビジネスとしての責任:上位ランクになるほど、チームの管理や指導など、
            ビジネスオーナーとしての責任が増える

ハーバーライフの収入を得る仕組み

ハーバーライフはブレイクアウェイという報酬プランを採用しています。

ブレイクアウェイ方式の特徴

  • ダウンラインが一定の条件(例:ランク昇格)を達成すると、自分の組織から独立
    (ブレイクアウェイ)する
  • 独立後は、そのラインからの報酬は「リーダーシップボーナス」など間接的な形に変わる
  • ランク昇格に応じて収入源が変化していく
  • スーパーバイザー以上のディストリビューターが「ブレイク」する仕組み

🚫 ステアステップ方式とは違う?

  • ステアステップ方式(階段式)は、ダウンラインの売上を全体の一部として合算して報酬を計算する方式です。
  • ダウンが昇格しても自分の報酬には影響しにくく、構造的に「切り離し(ブレイク)」はありません。

→ ハーバライフはダウンラインのスーパーバイザー昇格によって構造が変わるため、ステアステップとは異なります。

比較項目ブレイクアウェイ方式ステアステップ方式
ダウンラインの独立あり(昇格後にブレイク)なし
報酬の構造リーダーシップボーナスへ移行差額ボーナス方式
主な企業例ハーバライフ、アムウェイなどニュー スキン等

その他のネットワークビジネスの基本的な報酬プランについては、下記サイトを参照してください。

ハーバーライフのボーナスプラン

ハーバーライフには下記のようなボーナスがあります。

ボーナス名内容対象ランク・条件
リテール利益(小売利益)製品を卸値で仕入れ、希望小売価格で販売することで得られる利益。最大50%全ランク(登録直後から可能)
卸売差益(Wholesale Profit)自分が紹介したダウンライン(例:25%割引メンバー)が購入した際に、自分の割引率との差額を利益として受け取る上位ランク(35%以上)
ロイヤリティ・オーバーライド(Royalty Override Bonus)自分が育てたスーパーバイザーの売上に対して毎月支払われるボーナス(最大5%)スーパーバイザー以上
プロダクションボーナス(Production Bonus)自分と自分のチーム全体の月間業績に対して支払われるボーナス。最大7%ワールドチーム以上
マッチングボーナス(Matching Bonus)チームメンバーのロイヤリティボーナスに対して一定割合を受け取る。TABチーム(トップアチーバーズ)以上
ルーキー/スタートアップ・インセンティブ登録初期に一定の成果を達成した場合に一時的に支給されるボーナス新規メンバー対象
旅行・表彰ボーナス(Vacations & Recognition)世界大会や表彰旅行への招待、トロフィーや報酬旅行一定基準以上を達成した上位ランク
チーム育成ボーナスチームの新規メンバー数や成果に応じた報酬(時期によりキャンペーン形式)キャンペーン対象者のみ

1. 小売利益(リテールプロフィット)

  • 例えば、50%の割引価格で購入した製品を、定価で販売した場合の差額が収益
  • 誰でもすぐに得られる一番基本的な報酬

2. 卸売差益

  • 例えば、自分が40%割引、ダウンが25%割引だった場合、その15%分が自分の利益に
  • 自分の紹介活動が安定収益になる仕組み

3. ロイヤリティボーナス

  • 自分が育成したスーパーバイザーの月間売上の最大5%が継続的に入る
  • チームを育てるインセンティブ

4. プロダクションボーナス

  • チーム全体での業績に基づいて支払われる
  • ワールドチーム以上になると対象に

5. マッチングボーナス

  • 自分のダウンラインが受け取るロイヤリティ報酬に応じて、一定割合を得る
  • 上位リーダー(TABチーム)に対する報酬強化

どのように収益化が拡大していくのか?

まとめると下記のようになります。

ステージ収益の種類主な手段
初期小売利益・卸売差益商品販売と紹介活動
中盤ロイヤリティ・プロダクションボーナスチーム構築・リーダー育成
上級マッチングボーナス・旅行報酬など強固な組織運営と広域展開

ハーバライフと有名人

製品の信頼性と効果の証拠としての活用

ハーバライフでは有名アスリートや芸能人がスポンサー契約しているのも特徴の1つです。

国際的なアスリートとしては、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手と長期にわたる
オフィシャル・ニュートリション・スポンサー契約を結んでいることが非常に有名で、
日本国内でもその提携は大きく報じられています。

日本ではバドミントンの桃田賢斗選手が2021年5月にスポンサー契約を締結し、高品質な
スポーツ・ニュートリション製品の提供や栄養面でのサポートを行っています
また、過去にはビーチバレーの浅尾美和さんとオフィシャル・パートナー契約を結んでいました。
俳優の小田茜さんはハーバライフ・オブ・ジャパンのブランドアンバサダーに就任しています。

プロのアスリートが実際にそれらの製品を摂取し、高いパフォーマンスを維持していることは、製品の有効性や安全性をアピールする上で非常に強力な「生きた証拠」となります。特に、
ドーピング検査に厳しいアスリートが使用していることは、製品のクリーンさを訴求する上で
大きなメリットです。

有名選手との共同開発製品を出すことで、その信頼性と専門性をさらに高めようとしています。
ネットワークビジネス業界では、製品の信頼性や企業イメージが課題となることも
少なくありません。有名アスリートとの提携は、そうしたネガティブなイメージを払拭し、
他社との差別化を図る強力な手段となります。

つまり、企業としての信頼性向上、製品の有効性アピール、ブランドイメージの強化、そして
販売促進のための非常に戦略的なマーケティング活動
であると言えます。

注意点

有名アスリートとの提携は、基本的に「スポンサー契約」であり、アスリートがハーバライフのビジネスモデル(ネットワークビジネス)に直接的に参加して勧誘活動などを行うわけではありません。彼らはあくまで製品の利用者であり、広告塔としての役割を担っています。

ハーバライフはネットワークビジネス企業であり、アスリートが使っているからといって、一般の人がビジネスに参加すれば必ず成功できるという保証にはなりません。ビジネスの成功は、個人の努力、教育環境など多くの要因に左右されることを忘れてはなりません。

まとめ

ハーバライフは世界的にも有名で、栄養補助食品およびパーソナルケア製品の製造・販売を行う企業です。
高品質の製品で手頃な値段のものもありますが、資産も時間も人脈もない普通の人が
ネットワークビジネス(MLM)で成功するには厳しい企業であると思います。

ビジネスを進めていく上では、登録料や更新料、またランクのある報酬プランを採用している
ため、まとめ買いをしたり、不要在庫をたくさん抱える可能性もあります。

登録料や更新料、激しいランクのない報酬プランを採用しているネットワーク企業も
ありますので、資産も時間も人脈もない普通の人、初心者が無理なく入って無理なく続けていくには、そういう企業を選んだ方が成功確率は上がるのではないでしょうか?

現代のネットワークビジネス(MLM)の成功条件

ネットワークビジネス(MLM)で権利収入を求めている人は多いと思います。

しかしなぜみんな続かないのしょうか?努力が足りないからでしょうか?
その一言で済ませるには簡単すぎると思います。

ネットワークビジネスの成功の鍵には
①商材
②報酬プラン

③展開方法
④教育環境
 
   の4つがあります。

ネットワークビジネス(MLM)を始めるなら無理なく入って無理なく続けられる健全堅実なものがいいですよね。

説明会での魅力的な話だけを鵜吞みにせず、商材、報酬プランなどのネットワーク業界の現実をしっかり知る必要があると思います。さもなくば、難しい方向に進んでしまい精神的にも金銭的にも痛い目にってしまうかもしれません。

客観的に見てどうなのか?時間も資金も人脈もない普通の人に合っているものなのか?
普通の人が無理なく入って無理なく続けられるものなのか?を見極める必要があると思います。

集客法においても、権利収入を求めるあまり無理な勧誘をしてしまい「友達を失った」という話はよく耳にしますよね。インターネットが普及し、その技術も進歩している現代において、
口コミで集客し組織を作っていくのは極めて難しいでしょう。
「ネットを活用できるかどうか?」またその活用法も初心者に適した教育法で指導してくれる
指導者がいるかどうか、教育システムが整っているのかということもポイントになってくると思います。

ただやみくもに、ネット集客法を学んでも遠回りするだけです。
普通の人に合ったネット集客法が必要となり、無理なく学べる環境が必要になってきます。
今、みなさんが席を置く所には、そういう環境が整っているでしょうか?

自分も友達も相手も誰も傷つけない、人としても間違ったことをしない健全堅実な所に、
人々は集まってくるのではないでしょうか?
また、汚れや曇りのないグループであるならば、人々は残ってくれるのではないでしょうか?
そこに真の成功があると確信しています。

error: Content is protected !!